アメリカ合衆国の農業所得は今年、4.5%(54億ドル)減少し、1,137億ドルになる見込みです。しかし、それでも20年平均を15.2%上回っています。金銭的にも生産量的にも売上は大幅に増加していますが、最終的な収入は政府補助金の減少、経費の増加、インフレの影響でわずかに減少しています。
農業部門の収入と支出をより正確に反映する純現金農業所得は1.4%(1,361億ドル)増加し、20年平均を13.6%上回る見込みです。しかし、インフレ調整後では、特に高い生産コストと新型コロナウイルス関連の政府補助金の段階的廃止により、農家の所得は2.1%減少するとアメリカ農務省(USDA)が金曜日に報告しました。
純現金農業所得は農業からの現金収入に加え、政府からの支払いおよびその他農業関連収入を含み、そこから現金支出を差し引いたものです。純農業所得は減価償却費や在庫価値の変動も考慮しています。
作物からの収入は5.1%増加すると予想されている一方、酪農、畜産、家禽の収入は8.9%増加する見込みです。直接の政府支払いは2021年の155億ドルから2022年には117億ドルに減少し、2015年以来の最低額となる見通しです。
新型コロナウイルスの救済措置やその他の臨時支援も2021年の198億ドルから今年は62億ドルに減少する見込みです。一方、生産コストは5.1%増加すると予想されています。
肥料価格だけでも今年は12%の上昇が予想されます。家畜・家禽の飼料費は6.1%上昇し、雇用者の人件費も約6%近く増加すると見られています。

