コウォジェイチャク氏は自身の立場を離れる理由について、「この政策に顔を向けることを拒否する」と述べ、政策が十分な速度で変化をもたらしていないとしました。公開書簡では、彼の提案が省内の無気力と政府連立内の他党からの妨害に遭ったと指摘しています。
元活動家である彼は数年前、農民運動AGROuniaの創設者として名を馳せました。トゥスクの自由派連立が議会でわずかな過半数を獲得するのに際し、地方有権者の動員で重要な役割を果たしました。副大臣への任命は農民支持層への配慮としての意味合いがありました。
連立内では彼のスタイルがすぐに摩擦を引き起こしました。以前から改革に消極的とされるチェスワフ・シエキェルスキ大臣に対し不満を表明していました。省外で独自に政治的取り組みを行ったことが緊張をさらに悪化させました。
シエキェルスキ大臣は部下の辞任について公に「問題行動」と評し、コウォジェイチャク氏が政策立案よりも公開の場での活動に重きを置いていると指摘しました。また、調整不足と内部コミュニケーションの欠如も問題視されました。
一方、副大臣は大臣が自身の提案を無視し、近代化計画の実施を妨害していると非難。ポーランドの農民に必要と考える改革への支持が得られなかったと強調し、辞任を「必要な一歩」と位置づけています。
この辞任は政治的な意味合いも持ちます。連立内の一部ではコウォジェイチャク氏を団結を乱す“厄介者”と見なす声がありますが、同時に彼は主に都市部で構成される連立内で農民の声を代表する存在でもありました。
今回の辞任がAGROuniaの政治的立場や地方有権者に与える影響はまだ不明であり、またコウォジェイチャク氏が新たな政治運動を立ち上げるのか、別の政党に合流するのかも明らかになっていません。

