ウクライナにおける外国人への農地売却については、今後3年以内に国民投票が行われます。その後に限り、外国人への販売禁止の法的措置が解除される可能性があります。これは新任のウクライナ農業大臣ロマン・レシェンコがポーランド紙『Rzeczpospolita』とのインタビューで語ったものです。
「当面の間、農地を購入できるのはウクライナ国籍の市民のみです。そのため、外国の投資家はこれまで通り長期の賃借で農地を利用することができます。また、外国の投資家は現在のように、ウクライナの農業企業の共同出資者であり続けることが可能です。」
レシェンコ大臣は現時点でウクライナ農業分野におけるポーランドの投資家は非常に少ないと指摘しました。大臣によると、このセクターではドイツとオランダからの投資家がやや多いとのことです。レシェンコ氏は、安定した土地市場の法制度がまだ整っていないため、外国投資家はウクライナへの投資に急いでいないことを懸念しています。
長年にわたるウクライナの土地市場改革をめぐる政治的な葛藤により、投資家はウクライナの土地市場への参入に非常に慎重になっていました。
ウクライナでは国レベルで土地の売買や新たな農業事業の許可発行に腐敗が蔓延していたため、最近になり農地の管理権限を国レベルから地域レベルに移すことが決定されました。
ウクライナの農家の喜びの声を受け、ゼレンスキー大統領は農業省の全面的な解体計画を断念しました。キエフ政府は11月に、農地を統合地域共同体に完全移譲する決定を下しました。総計200万ヘクタールの国有地を地域共同体に移譲する計画です。
昨年、COVID-19の影響でウクライナの欧州連合向け農産物輸出はやや減少しましたが、それでも欧州諸国への農産物輸出5大国の地位を維持しました。一方で、ウクライナは欧州から輸入される農産物の主要購入国の15位に位置しており、輸入量全体の1.4%を占めています。

