オランダは何年も前に窒素排出に対する対策を講じるべきだった。もしもっと早く対策が始まっていれば、現在のような極端な措置は必要なかっただろう。環境コミッショナーのヴィルギニユス・シンケビチュスはストラスブールで行われた欧州の生物多様性目標に関する討論でこう述べた。
シンケビチュスによると、オランダで硝酸塩規制の適用が始まったのは1960年代から既に差し迫った問題だった。彼の発言は、ハーグの自由民主国民党(VVD)やキリスト教民主アピール(CDA)の政治家が、環境および農業政策において古いやり方を長く続けようとしたという以前の発言に呼応するものだった。
制限的な措置を取る代わりに、オランダは過去には逆方向の措置を講じてきた。問題を解決するためには現在大規模な投資が必要だ。トランジションの影響が最も大きい人々にその資金が届くことが非常に重要だ」とシンケビチュスは述べた。
環境コミッショナーはオランダの状況に関する発言を、オランダの欧州議会議員アンヤ・ハゼカンプ(PvdD)からの質問に答えて行った。「何十年もの間、オランダでは政府や銀行が主導し、畜産業の成長と集約化を推し進めてきた。
オランダは現在、自然保護区に到達する窒素の量を劇的に削減しなければならない国の一つである。そしてそれは、畜産業の動物数を劇的に減らすことを不可避的に意味する」とハゼカンプは述べた。
欧州コミッショナーは回答の中で自然保護の重要性を強調し、農業や豚肉産業によって破壊されたスペインのマルメノール潟にある自然保護区を例に挙げた。「そこはほとんど居住不可能になっている。これが窒素排出に対して何もしなかった場合に起こることだ」とシンケビチュスは警告した。
また欧州コミッショナーは、問題解決に向けた現在のオランダ政府の努力を評価していると述べた。「私たちはオランダ政府と明確な計画を合意した。多くの他のEU加盟国がオランダに先駆けて欧州の環境法を遵守し実施している。これはオランダでも成功すると私は考えている」とシンケビチュスは述べた。

