12の農業・食糧大臣は、ウクライナの穀物輸出を支援するための『陸上回廊』の整備や、多数のウクライナ製品に対する関税及び輸入割当の撤廃といった『性急な』EU決定に対する批判の高まりに加わった。
欧州委員会に宛てた抗議書簡の中で、これら12か国は、ポーランド、ブルガリア、ルーマニアで怒った農民による国境封鎖を終わらせるために、単独でブリュッセルがとったパニック的措置だと指摘した。
ポーランドの港へ穀物を鉄道で運搬する輸送はゆっくりと始まっているが、初日から自由にEU域内へ入ってくる輸出の道路輸送に対して、いわゆる『前線国』では価格ダンピングが問題視されている。
この12か国は欧州委員会に対し、域内市場の重大な乱れを警告した。共同書簡にはフランス、ドイツ、オランダ、アイルランド、ギリシャ、オーストリア、ベルギー、クロアチア、ルクセンブルク、エストニア、デンマーク、スロベニアが署名した。
またこれらの国々は欧州委員会の単独の通過協定にも無視されたと感じている。隣接する5か国の輸入禁止措置は先週、キーウでのウクライナ大統領ゼレンスキーと欧州委員会委員長ウルズラ・フォン・デア・ライエンとの会談でも批判された。ゼレンスキー大統領は制限の速やかな解除を求めた。
欧州議会農業委員会のノルベルト・リンス委員長は1週間前、このウクライナ向けの関税免除はEUが急ぎ過ぎた措置だと述べた。現在、ハンガリーが再びウクライナに対して単独措置を取ると威嚇し、EU批判的な首相ヴィクトル・オルバーンがブリュッセルを再度困難な立場に追い込んでいる。
農業担当委員のヴォイチェホフスキは今週初め、5月5日に向けて一部の関税や割当制限が再び導入される可能性に言及し、おそらく主に家禽製品の輸出に対して影響が出ると示唆した。
現在の規定はまず5月5日まで有効で、特にロシア側が黒海を経由する穀物輸送の通過を難しくし続けているため、延長される予定である。

