オランダへの子牛の輸入禁止は「アイルランドの畜産業にとって失望である」と、アイルランド農民協会会長のスティーブン・アーサーは述べています。彼は、アイルランド国内で下院で最近採択された決議について懸念があると語っています。
この決議は、下院議員レオニー・ヴェステリング(動物党)が提出し、政府に対してアイルランドからの子牛輸入の終了を求めています。
アーサーはアイルランドのメディアで、禁止の具体的な時期はまだ決まっていないことを指摘しました。現在のところ、オランダ政府がどのような措置をとるか不明瞭だと言います。さらに、11月末にオランダで総選挙が行われ、政権交代の可能性があることも、その決議の影響に関する不確実性を増大させていると述べています。
今年の前半25週間に、アイルランドから輸出された乳用子牛は合計195,360頭で、その半数以上がオランダ向けでした。2023年上半期のアイルランドからオランダへの子牛輸出頭数は103,489頭で、2022年同時期の約94,000頭から10%増加しました。
近年、アイルランドの子牛が船で北フランスの港に輸送され、そこからトラックでオランダに運ばれる方法に対する批判が増えています。また、フランスの休息地での動物の降ろし方についても毎年問題が生じています。
スティーブン・アーサーはアイリッシュ・エグザミナーに対し、昨年9月にオランダを訪問した際、「我々の子牛は非常に丈夫な状態で到着している」と見たことを語りました。また、オランダで育てられるアイルランドの子牛は、他国から来る子牛に比べて抗生物質の使用が少ないことも指摘しました。
アイルランドの子牛輸出に関しても、欧州の動物福祉法の改正に伴い、大きな変化が生じる可能性があります。その中には輸送時間の最大限度を短縮する規定も含まれています。現在、多くの欧州法の追加規定は一時的に延期される見込みです。
先週、農業コミッショナーのヤヌシュ・ヴォイチエホフスキは、今後数週間で動物福祉改革に関する提案が提出されると述べましたが、それは「輸送中の動物福祉」に限定されるとのことです。
子牛の輸出禁止が実現すれば、アイルランドの農場に「大きな影響」が出るとアーサーは述べています。これにより、アイルランド国内で10万頭の子牛を追加で飼育しなければならなくなるでしょう。さらにアイルランドの畜産農家は、欧州委員会の新たな第一副委員長でありグリーンディール関連提案の責任者であるスロバキアのマロシュ・セフコヴィッチ氏の存在も考慮しなければならないと指摘しています。

