欧州連合の首脳たちはブリュッセルでのサミットにおいて、北マケドニアとアルバニアとの正式な加盟交渉の開始について合意に至りませんでした。フランスはパリがまず現行のEUの再編を望んでいるため、当分の間EUの拡大を阻止しています。
オランダは、組織犯罪への対応が不十分であり、アルバニアの司法における腐敗を十分に抑えていないとして、アルバニアの加盟に反対しています。
アルバニアと北マケドニアとの加盟交渉開始の決断は次回のEUサミットに持ち越されましたが、本日のサミットの合間に再度取り上げられる可能性は排除されていません。EU首脳たちは6時間の議論の末、結論に至りませんでした。
フランスのマクロン大統領とオランダのルッテ首相には大きな圧力がかかりました。ドイツのメルケル首相、退任予定および次期欧州委員会委員長のユンカーとフォンデアライエン氏、EU議長のトゥスク氏、欧州議会議長のサッソリ氏、そして東欧諸国は全員、加盟交渉の開始に賛成しています。しかしながら、フランス、オランダ、さらにデンマークとスペインは譲歩しませんでした。
ほぼ全てのEU加盟国はこれら2つのバルカン諸国にEU加盟の見通しを与えるべきだと考えていますが、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、加盟プロセスの改革が行われるまで新たな候補国を受け入れたくないとしています。ドイツをはじめとした国々は、新たな延期に大きなリスクがあると見ており、以前の約束のためEUの信頼性が失われると指摘しています。
また、他の意見として、バルカン諸国が「ヨーロッパから離れてしまう」ことを防ぐべきだとの声もあります。アルバニアと北マケドニアのほか、セルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボもEU加盟を目指しており、セルビアとモンテネグロはすでに交渉を進めています。
アルバニアについては「明確なノー、不可能、論外」とオランダのマーク・ルッテ首相は述べました。北マケドニアの加盟の可能性はもっと高いとしつつも、その国でもまだ多くの課題が残っていると指摘しています。過去にバルカン諸国に欧州としての見通しは与えられており、「地政学的な理由」もあると同首相は述べました。

