ドイツの州農業大臣と連邦農業大臣セルム・オズデミルは、半年ごとに開催されるAMK会議で遊休地の栽培について合意に至りませんでした。欧州委員会は27のEU加盟国に対し、生物多様性保護のために確保されている土地を今年に限り食料供給維持のため使用することを許可しています。
また、ロシアのウクライナ侵攻と一部穀物輸出の停止を受け、他の有機農業措置も1年延期されました。さらに、ブリュッセルからは今年、その遊休地で化学肥料の使用も許可されています。
ドイツの16州農業大臣と連邦政府との間で最大の対立点は、栽培可能な作物に関することです。飼料原料(価格高騰が続き不足が懸念される)だけに限るのか、あるいは穀物や他の人間の食料用作物も含めるべきかという問題です。加えて、一部州はこの特例措置が今年だけでなく来年も適用されるべきだと考えています。
オズデミル大臣や複数の州は、ドイツやヨーロッパ、世界的に見て食料不足は起きておらず、さらに食料生産用の収穫量は飼料用トウモロコシの収穫量よりもずっと少ないとの見解を示しています。
州の農業大臣たちは、栽培面積の3分の1をタンパク質作物、3分の1を飼料用、3分の1を食料用に振り分けるという妥協案についても合意に至りませんでした。この案はドイツ農民連盟(DBV)にも支持されていました。
農業大臣会議は全会一致でしか決定できないため、この問題についての決定はなされませんでした。生物多様性のために確保されてきた遊休地の扱いについては、4月8日に連邦評議会が決定を下します。連邦評議会では全会一致は求められません。各州がその後に判断を下すため、州の地域政治の連立連盟が結果に影響を及ぼす可能性があります。

