欧州委員会は最新の予測で、欧州連合(EU)の経済は今年、新型コロナウイルスによる不況がこれまでの予想よりも一層深刻になると述べた。
この予測には、ほとんどのEU諸国の第2四半期のデータが反映されている。EUの経済は今年8.3%縮小し、従来の7.4%の予測から大幅に悪化した。共通通貨ユーロを採用する19のEU加盟国では、縮小率が8.7%に達する見込みだ。
これにより、世界で最も豊かな国々の連合体であるEUの経済的健康が危機に瀕している。EUは米国の重要な貿易パートナーであり、世界の貿易と貯蓄において主要な通貨の一つであるユーロの本拠地でもある。
新型コロナウイルスの影響を特に強く受けた南欧のEU諸国のデータは非常に厳しい。EUで3番目に大きな経済規模を持つイタリアは最も大きな打撃を受け、11.2%の縮小が見込まれている。
4番目に大きなスペインは10.9%の不況に直面し、ドイツに次ぐ2番目に大きなフランスの経済は10.6%縮小するとされる。
しかし、一部の専門家は、ブロックの一部ではすでに回復が始まっていると指摘している。「5月と6月の初期データは最悪期が過ぎた可能性を示唆している」と報告書は述べ、「回復は年後半に加速すると予想されるが、加盟国間で不完全かつ不均一なものになるだろう」としている。
欧州連合の首脳は、来週数か月ぶりに初めて会合を開き、7,500億ユーロのコロナ復興基金をめぐる妥協点を探る見通しだ。

