欧州の会計監査担当者たちは、自身の批判的な調査結果を公表した。これは、欧州の政治が新たな7年間の予算案の交渉を始めるタイミングに合わせたものだ。欧州委員会は、その多年度予算をコロナ予算(RRF)と同じモデルに基づいて作成しようとしている。
この際、EU加盟国間で取り決められたのは、支出後の監査を各国が個別に行うことであり、事前に予算化した支出と実際の費用との間に行政的な連結はないという点だ。この手法を採用することは、欧州委員会がEUの事務局費用や規則を削減しようとする方法の一つでもある。
「資金が完全に透明に使われていないと、市民は政府財政への信頼を失う」と、10カ国の監査を率いた欧州会計検査院のイヴァナ・マレティチ氏は述べた。
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継続させてはならない
「私たちは、RRF資金の使われ方について完全な把握をしていない。市民は公共資金の使途、その受取人、そして実際にどのように支出されたかを知る権利を持っている。この透明性の欠如は今後のEU予算に反映させてはならない。
さらに透明性規則は資金の流れの完全な公開を提供していない。すべての国がその100大受益者のリストを公開しているものの、それは資金の全体的な使用状況を正確には示していない。」
受給者の半数超は政府機関
例えば、受給者の半数以上が省庁などの政府機関であり、EU加盟国は公共契約を通じたさらなる再支払いを契約相手に公開する義務がないため、そうした情報はほとんど明かされていない。
オランダの事例
オランダ当局は水曜日、デン・ハーグで4人を逮捕した。8百万ユーロのコロナ支援金の不正操作の可能性があるためだ。2つの人材派遣会社の経営者たちもマネーロンダリングの疑いで調査されている。
コロナ危機の間、各EU加盟国で企業は給与支払いのために欧州の補助金を受け取ることができたが、一部の経営者はこの制度を悪用した。
容疑者らは、売上減少を理由に補助金を申請したが、実際には売上が大幅に増加していたデン・ハーグの2つの人材派遣会社に関連している。彼らは資金を国外に流した疑いもあり、マネーロンダリングの容疑もかけられている。

