イギリス下院は土曜日に、ボリス・ジョンソン首相がEUと締結したEU離脱協定について議論します。土曜日に下院が会議を開くのは極めて異例で、最後は1982年のフォークランド紛争時でした。
ジョンソン首相は現在、下院での過半数支持を得ようと必死です。野党はすでに反対を表明しており、保守党の過半数獲得を助ける北アイルランドの親英政党・民主統一党(DUP)も反対しています。
野党の労働党、自由民主党、スコットランド民族党(SNP)は二度目の国民投票を望んでいます。政府の支持基盤であるNDUもジョンソン支持には消極的です。また、ブレグジット党の指導者ナイジェル・ファラージ氏もこの協定には納得していません。北アイルランドが法的には英国の関税制度に属しながらも欧州単一市場の規則を引き続き遵守する点について、ファラージ氏は不十分だと考えています。
新協定は実質的には「ブレグジットなし」を意味すると、ファラージ氏はツイートしています。「我々ははっきりとしたブレグジット以外は認めない、ボリス」とも述べています。ファラージ氏によれば、この協定は自由貿易協定に関する何年にもわたる交渉を招くが、それが実現しないこともわかっているとのことです。正直なところ、この協定は否決されるべきだと語っています。
複数の議員による修正案が協定の採決前に上程される見込みで、そのうちのひとつは採決延期に関するものと思われます。
もし採決延期が承認されて1週間延期となれば、10月31日の期限内に協定を成立させる時間がなくなります。その場合、ジョンソン首相はやむを得ずEUに延期申請を求めざるを得なくなります。
下院はこれまでに三度、当時のテリーザ・メイ首相がブリュッセルと締結した協定案を否決しています。

