欧州の農業大臣たちは、ルクセンブルクでの徹夜協議の末、今後7年間の新しい共通農業政策(GLB)に関する独自の基準で合意に達しました。大臣たちは、現行の農家所得補助のうち20%を今後、農業部門における気候および環境対策に結びつけたいと考えています。
大臣合意の文案はまだ詳細にまとめられておらず、ポーランドやハンガリーのような「農業国」が何らかの留保をしたかどうかは分かっていません。また、補助対象となる気候・環境対策が具体的にどのようなものかもまだ明らかではありません。多くのEU加盟国や欧州委員会はGLB農業政策の大幅な刷新を求めていたことは既に知られています。
欧州議会もこの点で合意に至っていません。議会は今週いっぱいほぼ2000件にのぼる独自修正案について協議・採決を行います。その中で、AGRI農業委員会は、EUが追加資金を出さない限り農家に新たな義務を課すことは望まない意向を示しています。これはオランダの農業団体LTOの立場とも一致しています。
しかしながら、欧州議会の気候・環境委員会(ENVI)は農薬使用禁止などさらに踏み込んだ措置を求めています。彼らはまた農地の少なくとも4分の1が有機農業であるべきだと考えています。資金面では現行の(ヘクタールに基づく)補助金の大部分を活用可能としています。彼らは新しい農業政策にグリーンデールの要素があまりにも不足していると批判しています。
オランダのカローラ・スホーテン農林自然食品大臣はLNV大臣会合の結果に満足しており、「欧州の農業大臣として農家にとっても自然・環境・気候にとっても良い合意に達せたことを嬉しく思います。新しいGLBは持続可能な農業をより強く奨励し、緑化、革新、公正な所得の面で高い目標を達成します」と述べています。
新しいGLBにおいて大臣理事会は、所得支援の予算の20%を気候、環境、自然目標に貢献する農家への報酬に充てるべく取り組んでいます。具体的な内容はまだ明らかにされていません。
オランダは高い目標を掲げ他国は異なる利害を持つ中での交渉だったものの、この結果に満足しているとスホーテンは述べています。
今週末に欧州議会のGLB基準が明らかになれば、大臣理事会と欧州議会が共同で立場の調整を実施します。その後でようやく新GLBの正確な影響が判明します。早くとも2023年のことです。

