ボレルは、「この逮捕状は国際司法とウクライナの人々にとって重要な決定である」と述べた。裁判所が示す犯罪の重大性は言うまでもないという。ICCはプーチンを、ウクライナの子どもたちをロシアへ強制移送した罪で訴えている。
ハーグに拠点を置く同裁判所のこの一歩は、「ウクライナにおけるロシアとその指導者による犯罪と残虐行為への追及と処罰のプロセスの始まりに過ぎない」とボレルは語った。
国際刑事裁判所(ICC)はこれに対し、さらに約400万ユーロと専門家の支援を得ることができる。この支援はロンドンで開かれた会議で30人以上の大臣から約束された。
オランダは総額の4分の1にあたる100万ユーロを拠出し、また人員と専門知識も提供する。これには、王立憲兵隊が率いる調査チームが含まれ、戦争犯罪の可能性の調査を行う。ベルギーとチェコも調査官を派遣し、デンマークは犠牲者の身元確認を支援、ガーナは証人を保護プログラムに参加させる意向だ。
ウクライナ政府はこの決定を歓迎した。外務大臣ドミトロ・クレーバは逮捕状について「正義の歯車が回り始めた。プーチンとマリア・リョヴォワ=ベロワに対する国際刑事裁判所の逮捕状発行を歓迎する」と述べ、「国際的な犯罪者は子どもたちの誘拐や他の国際犯罪に責任を問われるだろう」とコメントした。
プーチンやロシアの高官たちは、多数のウクライナの子どもたちを強制的に国境を越えてロシアに移送したと非難されている。ウクライナ政府は、赤ちゃんから10代までの16,226人の子どもたちがロシアに強制移送されたと主張している。
ウクライナの大統領ヴォロディミル・ゼレンスキーは、ロシアがヘルソン地域だけで400件以上の戦争犯罪を犯したと主張している。ウクライナの戦争犯罪調査官と裁判所のさらなる連携により、より多くの犯罪が記録され、プーチンとその側近に対する起訴が増えることが予想される。

