社会問題に取り組む主要なEU基金は分割されるべきではないと欧州議会の多数派が考えている。この基金は独立して存続し、教育および子どもの貧困対策に十分な資金を配分すべきだ。また、欧州社会基金プラス(EFS+)による起業支援を継続することも重要だ。
欧州議会議員は、欧州委員会がESF+を分割したり他の基金と統合しようとする動きに懸念を示している。それにより基金の目的が損なわれる恐れがあるためだ。ESF+は独立して存続すべきであり、この重要な基金の改革案が使命から逸脱することを許してはならない。
ESF+は社会政策に直接取り組み、人々が雇用や収入の面で成長できるよう支援する唯一のEU基金である。欧州議会の意向として、この基金は存続し続けるべきだ。議会はストラスブールで水曜日に、ESF+の将来に関する議論のための報告書を採択した。報告書には、「この基金は加盟国、地域、地方自治体がEUの社会的側面を強化するのを支援する最も重要な手段であり続けるべきだ」と記されている。
欧州議会議員で報告者のマリット・マイ(PvdA)は、欧州議会からの「強力なメッセージ」だと述べている。「すべての人が社会に参加できるようにすることで初めて共に前進できる。子ども、女性、難民、若者、その他の脆弱なグループの立場を改善し続けなければならない。そして貧困や社会的排除の原因を取り除く必要がある。それが堅固かつ寛大なESF+で可能になるのだ」と語った。
2021年から2027年の期間で1427億ユーロの予算を持つESF+は、雇用、社会教育・技能政策、それにこれら分野の構造改革に貢献している。

