欧州議会の社会問題委員会は、欧州議会議員アグネス・ヨンゲリウス(オランダ労働党)による欧州最低賃金および強制的な労働協約交渉に関する報告書を承認しました。
ヨンゲリウスは45回にわたる他の政治グループとの交渉を経て、その計画への幅広い支持を獲得しました。これにより、今月後半に全欧州議会での承認が見込まれ、欧州委員会との交渉開始への道が開かれました。
ヨンゲリウスは「最低賃金であるか、その少し上で働く多くの人々のために非常にうれしく思います。この法律によって、オランダおよびヨーロッパ全土で最低賃金が引き上げられます」と述べています。
さらにヨンゲリウスは「スーパーマーケットの品出し係、助産ケア従事者、物流のフォークリフト運転手、そしてコロナ危機の際に不可欠であることが明らかになったその他多くの労働者たちが、ようやく公正な賃金を得るべき時が来ました」と語っています。
加えて欧州議会議員らは、フレキシブル労働者の社会保障の向上も求めています。たとえば、プラットフォーム労働者のような実質的に自営業者の立場にある労働者にも最低賃金の権利が与えられます。さらに、労働組合が物理的な職場を持たない労働者を組織できるよう権限を持つべきだとしています。
緑の党所属欧州議会議員キム・ファン・スパーレンタクは、「これによりより社会的なヨーロッパが近づく。ヨーロッパの労働者の約10%は貧困状態にあり、特に女性が最低賃金で働いている」と述べています。
社会問題委員会は、各国の最低賃金を生活必需品とサービスの基本パッケージを基準にすべきとしています。ファン・スパーレンタクは「最低賃金が生活費を賄えることは議論の余地すらあってはならず、これはオランダでも時給14ユーロへの最低賃金引き上げを求める明確なメッセージだ」と述べています。

