欧州議会は火曜日、ストラスブールにて人身密輸・人身取引対策に関するユーロポールの任務を拡大する法律を可決した。移民密輸対策のための恒久的な欧州センター(ECAMS)が設置され、追加で5000万ユーロの予算が割り当てられる。また、この新しいセンターには50名の職員が採用される。
人身取引や密輸に取り組むEU加盟国は今後、ECAMSからも支援を受けられるようになる。さらに、ECAMSはユーロポール、ユーロジャスト、フロンテックス各機関の職員を集め、これらの機関間の連携を強化する役割も担う。
加えて、EU加盟国の移民担当官員がEU非加盟国に配備され、移民密輸および人身取引に関する情報をユーロポールと共有する予定である。
この新法により、ユーロポールは指紋や顔画像などの生体認証データを、必要かつ比例的な場合に限ってより効果的に処理できるようになる。最後に、ユーロポールと加盟国はソーシャルメディアプラットフォーム上の犯罪対策で連携するよう奨励される。
オランダの欧州議会議員、ジェローン・レナース(キリスト教民主アピール〈CDA〉所属)は、ユーロポールへの新たな拡張権限に対する欧州議会の承認を歓迎している。彼は「この法律により、密輸業者や人身取引者がEU内で無罪放免で活動することはもはや許されないという明確なメッセージを発信できた」と述べた。
レナースによれば、移民密輸対策センターは情報とデータの交換を調整・強化するために設立されるもので、彼自身がこの案件の報告者を務めた。
「また、ユーロポールの任務にオンライン領域を含め、その新しい任務を遂行するための資源を与えることも目指している」とレナースは語った。彼はこの法律が来年予定されているユーロポール任務のより広範な見直しの基盤となることも強調した。

