欧州委員会によると、Metaは13歳未満の子どもを自社プラットフォームから効果的に排除できていない。公式には最低年齢制限を設けているが、実際の運用は十分に徹底されていないことが明らかになっている。
大きな問題として、若年ユーザーは誤った生年月日を申告するだけで簡単にアカウントを作成できる点が挙げられる。欧州委員会は、この情報の検証を行うチェック体制が不十分であるため年齢制限が容易に回避されていると指摘している。
DSAとDMA
欧州委員会は、MetaのCEOマーク・ザッカーバーグ氏に対して、テックプラットフォームが遵守すべきルールを規定する欧州のインターネット関連法であるDSA(デジタルサービス法)およびDMA(デジタル市場法)に言及した。なお、米国のトランプ前大統領はこれらのEU規則に反発し、それらを自由市場の抑制だと非難している。
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Metaはこの評価に同意せず、自社プラットフォームは13歳以上の利用者を対象としていると主張している。また、若年ユーザーの検出と削除に向けて既に対策を講じている点を強調している。
厳格な年齢確認の強化
さらにMetaは、利用者の年齢を正確に特定する技術への投資を継続すると述べている。自社の発表によると、近いうちに導入予定の新たな対策にも取り組んでいるという。
この問題は、EUが大手テクノロジー企業に対する監督を強化する広範な取り組みの一環でもある。特に未成年者の保護やソーシャルメディアのリスク軽減に重点が置かれている。もしMetaが規則違反と認定されれば、世界売上高のかなりの割合にのぼる巨額の罰金を科される可能性がある。
EUの年齢確認ソフト
欧州委員会は今月、新規利用者の年齢を確認できる新しいソフトウェアを発表した。これは、特別なアプリを通じてパスポートやその他の公式書類のコピーを(義務的に)アップロードする仕組みだ。ただしこのアプリはまだ実用経験がない。
欧州委員会は加盟国に対し、このEU新アプリを早急に活用開始するよう呼びかけている。これにより米国企業は「代替手段がまだない」と主張できなくなる見込みだ。

