欧州委員会の予測によると、ヨーロッパの牛乳生産量は今後9年間で1億6200万トンまで増加し続ける見込みです。チーズが追加生産された牛乳の最大の恩恵を受けることになります。
欧州委員会が先週発表した調査によると、ヨーロッパの牛乳生産は年間0.6%の割合で成長し、チーズ生産はEU内で増加する牛乳の30%を吸収すると予想されています。
報告書によれば、2030年までにヨーロッパ連合の平均生産水準は1頭あたり8300キログラムにまで上昇し、EU加盟国間の生産性差が縮小する見込みです。
ただし、乳製品業界の雇用は減少すると見込まれており、報告書では2020年と比較して約7%の人員減少が予測されています。
有機牛乳生産のシェアは2030年には10%に達すると予想され、2018年の3.5%から増加する見込みです。また、放牧や遺伝子組み換え作物(GMO)を使用しない飼料に依存する生産システムも進展する可能性があるとEUの専門家は述べています。
EUはニュージーランドにおける成長率は2030年まで年間0.4%にとどまると予測しています。一方、アメリカ合衆国では年間0.8%の成長が見込まれています。
同時に、欧州連合の輸出価値は年間約3%の増加が期待されており、その成長の半分はチーズの取引によるもので、次いで脱脂粉乳が32%を占めています。
今後10年で、南米など他の生産地域からも乳製品が増加する可能性があります。「これらの国々は価格競争が激しい市場で競合することが予想されますが、高付加価値製品であるチーズやバターは、欧州連合、ニュージーランド、部分的にはアメリカ合衆国が支配するでしょう」と報告書は述べています。

